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名古屋セラミックス株式会社では、優れた”タイル”をこだわりで選び抜き、快適な生活や暮らしの中に提供いたします。

全面接着剤貼り工法

全面接着剤貼り工法 タイルエース 床用内装(半屋外)床タイル接着用 微弾性品

タイルエース床用
張り付け可能時間 40分以内/23℃
15分以内/35℃
標準使用量 5㎜クシ目平滑下地
1.9㎏(1本)/㎥
7㎜クシ目
3.8㎏(2本)/㎥

適用部材

<仕上材>
◆陶器質のタイル
◆せっ器質のタイル
◆磁器質のタイル

<下地材>
◆コンクリート、モルタル面(含水率8%以下)
◆合板(1類合板)
◆成形FRP(接着面をサンディングして下さい)

使用できない箇所

●直火が当たる箇所
●アスファルト下地
●常時80℃以上の高温がかかる箇所
●吸水調整材を施した下地
●浴槽内で常時水に浸漬している箇所

特長

(1)「床タイル」用途に特化した微弾性タイプの接着剤です。
(2) 弾性により、下地の動きひび割れなどによる床タイルの誘発割れを防止します。
(3) 一液タイプであるため、作業が容易です。
(4) 厚生労働省の指針値策定14物質を使用しておりません。
(5) フィルムパックのため取り出し易く、廃棄物が少なくなります。

注意が必要

●400㎜角以上の大形タイル
●石材(裏面をプライマーMP2000で処理して下さい)
●ワックス表面FRP
●塗装されている下地
●経年劣化下地(改修・補修)の場合

その他注意点

*不陸調整する場合、JIS A 6916(建築用下地調整塗材)のCM-2に適合する既成調合モルタルを使用して下さい。
*モルタル表面は金鏝仕上げとして下さい。
*吸水調整材やシーラーには接着剤がつかないので、接着剤が直接触れる箇所には使用しないで下さい。
*雨水がかかる場所および下地材に水分が浸透する可能性がある場合は、下地にプライマーMP2000を塗布して下さい。

各種試験結果

施工方法

1.下地の検査、調整、清掃
タイル張りに先立ち、下地の浮きの有無、密着性・強度を確認して下さい。浮きは補修し、下地を充分乾燥して下さい。強度不足は補強して下さい。下地の汚れ(ゴミ、ほこり、水分、油など)や型枠離型剤、金属の錆、コンクリートのレイタンスは取り除いて下さい。不陸が大きい場合は、JIS A 6916のCM-2に適合する既成調合モルタルを使用して下さい。
※吸水調整材やシーラーには接着剤がつかないので、接着剤が直接触れる箇所には使用しないで下さい。
※雨水がかかる場所および下地材に水分が浸透する可能性がある場合は、下地にプライマーMP2000を塗布して下さい。

2.接着剤の取出し
タイルエース床用の端部をカッター又はニッパー等で開封して下さい。接着剤の必要量を手やコテを用いて絞り出して下さい。袋に残った接着剤はコテでしごき出して下さい。

3.接着剤の塗布
下地によくなじませるように塗りつけた後、クシ目ゴテを用いて、しっかりクシ目を立てて下さい。使用するコテ、塗布方法などは、仕上げ材等の種類に応じて事前に検討し、適切な方法を選んで下さい。
※タイルは水湿ししないで張り合わせて下さい。

4.タイル張り
タイルの張り付けは、モミ込むように押さえつけ、手圧ないしはヴィブラート等の工具を用いて丁寧に押さえます。可使時間の目安は、塗布後15分/35℃、40分/23℃になりますのでこの時間内にタイルを張り終えて下さい。(直射日光が当たる場合は可使時間が短くなることがありますので注意が必要です。)タイル張り付け後、2~3㎥毎にタイルを一度はがし接着剤の塗布量が90%(タイル裏面全体に均等に接着)以上であることを確認して下さい。

5.目地直し
接着剤の可使時間内に目地直しを行って下さい。

6.タイル清掃
接着剤がタイルに付着した場合は、接着剤が硬化後にカッター等で接着剤が薄くなるまで削って下さい。残った接着剤は、砂消し等で削って除去して下さい。硬化前は、有機溶剤(シンナー、アセトン)で除去もできますが、接着剤が広がって薄く残り、経時での汚染を引き起こす場合があります。

7.養生
接着剤が硬化しタイルが動かなくなるまで、張り付けたタイルには乗らないで下さい。

8.目地詰め
目地詰めの場合は、接着剤が完全に硬化した後(通常は一日以上)に行って下さい。冬場(低温時)は硬化が遅くなりますので、硬化状態を確認した上で目地詰めを行って下さい。
※より詳細な施工方法は施工マニュアルを参照ください。
[標準使用量]
5㎜クシ目平滑下地1.9㎏(1本)/㎥
7㎜クシ目平滑下地3.8㎏(2本)/㎥

使用上の注意

1. 接着施工は5~35℃の環境温度で行って下さい。
2. 降雨時、降雪時などで、接着面が濡れているような時の接着施工は避けて下さい。
3. 接着施工に使用した塗布道具などは、接着剤が硬化する前に有機溶剤(シンナー、アセトン)を湿らせたウエス等でふき取って下さい。
4. 接着剤は極めてカブレの少ない組成としていますが、皮膚などに付着したときは、速やかに石鹸などで洗って下さい。
5. 本包装には防湿機能を持たせてありますので、ご使用時までは開封しないで下さい。
6. 下地の防水は、接着施工とは別に行って下さい。
7. 接着剤は、5~35℃の直射日光が当たらない場所に保管して下さい。
8. 接着剤は湿気で硬化しますので、開封後は早めに使い切って下さい。
9. 接着剤は本用途以外には使用しないで下さい。
10.接着剤を使いきってから廃棄して下さい。残っている場合は硬化させてから廃棄して下さい。廃棄する場合は地域の条例に基づき処理をして下さい。
11.シーリング材としては、変成シリコーン系を使用して下さい。
12.接着剤が露出する場合は必ず目地詰めを行って下さい。

取扱い上の注意

1. 皮膚に触れると、体質により肌荒れの原因となる場合があります。ゴム手袋などの保護具を使用して下さい。
2. 皮膚に触れた場合は、すみやかに石鹸等を用いて洗い落として下さい。
3. 目に入った場合は水でよく洗い流し、異常のある場合は医師の診察/手当てを受けて下さい。
4. 作業場所はよく換気して下さい。
5. 火気を近づけないで下さい。
6. 詳細な内容が必要な場合は、安全データシート(SDS)を参照下さい。